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痩せるより大切なこと|継続で変わる本当のスタイルアップ

痩せるより大切なこと|継続で変わる本当のスタイルアップ

「痩せたい」と思い立って体づくりを始めるきっかけとなる方は少なくありません。以前と体型が変わってきて、脂肪を減らしたいという気持ちは大切です。

一方で、体重にフォーカスしすぎると、食事の量を制限しすぎて疲れを感じることや数日間での過ごし方で生じる体重の増減に気を取られることも少なくありません。

ここで重要になってくるのは、「痩せる=体重を減らすこと」という考え方から「筋肉をつけてスタイルアップする」という考え方への転換です。

体重はあくまで結果の数字であり、体の状態そのものを表しているわけではありません。
本当のスタイルアップとは何か。
そして、なぜ筋肉をつけ、継続することが健康面でも重要なのか。
ここからは、体の仕組みに沿って一つずつ整理していきます。


スタイルアップは「体重」ではなく「体の機能」で決まる

スタイルが良い人に共通しているのは、単に細いことではありません。

・姿勢が安定している
・体のラインにハリがある
・動作がスムーズで無駄がない

こうした要素が重なり合って、「スタイルが良い」と感じられています。

これらはすべて、筋肉が正しく働いている状態を反映しています。

筋肉は「体を動かすため」だけのものではありません。
整体・運動学的に見ると、筋肉には次のような役割があります。

・骨格を正しい位置で支える
・関節にかかる負担を分散する
・内臓の位置を安定させる
・重力に抗して姿勢を維持する

この機能が低下すると、体重が軽くなっても体のラインは崩れやすくなります。

「体重は重くないのに下腹が出る」「体重は落ちたのに猫背になる」

こうした現象は、筋肉による支持力が不足している状態です。

スタイルアップとは、体重を落とす作業ではなく、体の機能を整えたことにより、見た目が変わるといった結果です。


筋肉は「健康を支える組織」である

筋肉量の低下は、見た目だけの問題ではありません。
健康面にも大きな影響を与えます。

筋肉は、体の中でエネルギーを消費し、血流を生み出し、体温を保つ重要な組織です。

筋肉が減ることで、

・基礎代謝の低下
・血流の悪化
・体温調節機能の低下
・疲労回復力の低下

といった変化が起こります。

特に年齢を重ねるにつれて、筋肉量の低下は避けられません。
何もしなければ、30代以降は少しずつ減少していきます。

その結果、

・同じ生活をしているのに太りやすくなる
・冷えやすくなる
・肩こりや腰痛が慢性化しやすくなる

といった不調が起こりやすくなります。

筋肉をつけることは、見た目を整えるだけでなく、健康を維持し、日常生活を快適に送るための土台作りでもあります。


「痩せる=体重減少」だけに頼ることのリスク

食事制限を中心に体重を落とすと、
脂肪だけでなく筋肉も一緒に減ってしまうことが多くあります。

筋肉が減ると、体は
「これ以上エネルギーを消費しないようにしよう」
と防御反応を起こします。

その結果、

・少ない食事量でも太りやすくなる
・体がたるみやすくなる
・姿勢が崩れやすくなる

という状態に陥ります。

短期的には体重が落ちても、長期的には不安定で戻りやすい体を作ってしまうのです。

体重を落とすこと自体が悪いわけではありません。
問題なのは、体重の数字だけを追い続けてしまうことです。


急激なダイエットが体に与えるストレス

短期間で体を変えようとすると、

・過度な食事制限
・急な運動量の増加
・回復を無視したトレーニング

が重なりやすくなります。

体はこうした急激な変化に対して、強いストレス反応を示します。

・自律神経の乱れ
・ホルモンバランスの変化
・慢性的な疲労

これらは、

「やる気が出ない」
「集中できない」
「続かない」

といった形で表面化します。

これは意志の弱さではなく、体がこれ以上の負荷を拒否している状態です。


筋肉は「少しずつ」しか増えない

運動生理学的に見ても、筋肉は短期間で一気に増えるものではありません。

筋肉がつくためには、

・適切な刺激
・十分な回復
・継続的な実施

この3つが揃う必要があります。

一時的に強い負荷をかけても、回復や継続が伴わなければ、筋肉は増えません。

だからこそ、

・週1
・短時間
・無理のない強度

であっても、続けられる刺激の方が結果につながります。


継続できる負荷こそが、体を安全に変える

筋肉は、「刺激 → 回復 → 適応」というサイクルを繰り返すことで強くなります。

このサイクルを崩さないためには、

・負荷が強すぎないこと
・回復時間が確保されていること
・生活リズムと両立できること

が重要です。

一度に大きく変えようとしないことが、結果的に最短ルートになります。


長期的な計画が「結果とやる気」を守る

体づくりを長く続けることができる人は、短期的な結果にあまり一喜一憂しません。

スポーツ選手においても、トレーニングを期分けし

・疲労回復の時期

・フォームの習得や体を慣らす時期

・基礎体力強化の時期

・筋肥大(筋肉をつける)時期

・筋力を高める時期

・筋力を維持する時期(試合期)

これらを数日〜週単位のミクロサイクルと月〜年のマクロサイクルに分けて計画を立てて実施しています。

これをピリオダイゼーションと言います。

通常、1、2ヶ月後の試合を目標に、急激な体づくりをすることはしません。

それは試合へのコンディションを整えることや急激に筋肉をつけることが難しいからです。

このことからも、一般の方においても急激な体づくりをするのは、容易でないことがわかると思います。

本当の意味で結果を出す体づくりは以下のことを意識しておくことが大切です。

・体の変化には一定の時間がかかること
・トレーニングや体を動かすことの楽しさを実感すること

これらのことを意識することで、無理なく前向きに続けることができます。

 

余談ですが、私も学生時代に部活動で目の前の試合に結果に一喜一憂し、連敗が続くと自分の弱さに嫌気がさしてしまう時期がありました。しかし、年単位の長期目標を立てることで、1試合ずつの結果を受け入れながら冷静な分析ができるようになり、前向きに練習に取り組むことで、勝率を徐々に上げることができるようになりました。

大半のことは、上がったり下がったりを繰り返しながら、徐々に向かうべき到達地点に進んでいきます。トレーニングも長期的な目標と計画を持って取り組むことで、その楽しさと効果を十分に実感することができます!


まとめ|痩せるより、筋肉と継続を選ぶ

スタイルアップは、体重を減らすことがゴールではありません。

・筋肉をつける
・体の機能を整える
・継続できる形で続ける

この積み重ねが、見た目と健康の両方を支えます。

急がないこと。
続けられること。
筋肉を味方につけること。

それが、本当の意味でのスタイルアップです。

先ずは無理のない範囲で、トレーニングを始めてみましょう!

希望を持ってコツコツ続ければ、きっと目標は達成できます!

一緒に頑張りましょう!

 


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